スペシャルコンテンツ

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大将のお役立ちレポート

2023年8月22日 UP!

農家のこだわりが育んだ伝統を
未来へつなぐ

豊田市は、伝統ある桃と梨の産地です。昔からそれぞれの農家では味、外観、大きさにこだわり、工夫を重ねてきました。卸売市場ではそんな果物を一堂に会し、9月2日に一般開放「夏の地元産くだもの大集合市!」を開催します。この時期は桃ならゴールデンピーチ、梨なら豊水が旬。豊田が世界に誇る桃と梨をぜひご賞味ください。
これらの果物の品質チェックと仕分けを行っているのが、JAあいち豊田選果場です。選果場では本格的な収穫が始まる前に、果物の味や状態を確認し、出荷する最適な時期を検討する目揃い会を開催します。すべての品種に対して行われる目揃い会には県外の市場からも担当者が訪れ、信頼の証となっています。
果物の選別では、目利きのベテランスタッフと光センサーが活躍します。何より気を使うのが、農家が一年かけて大切に育てた果物を傷めないよう、一つひとつ丁寧に扱うこと。そのため果物を持つときは指先に力を入れず、てのひらや指の腹で優しく扱います。桃や梨がスーパーに並ぶのは短い期間ですが、そのために農家では土や木の状態を気遣い、虫や害獣に対処し、天候や気候の変化に神経をとがらせ、一年間休みなく働いています。集荷された果物はそんな農家の努力の結晶。そんなこだわりを思いながら果物をいただくと、より一層味わいが深まります。
選果場の蟹江さんは「物流業界の2024年問題が取りざたされている昨今、地元のものを地元で消費することの価値はますます大きくなるでしょう」と語ります。農家の仕事は大変ですが、豊田市には新規就農を希望する若者もいます。「彼らが伝統を受け継ぎ、おいしい果物を未来に届けていくことを願っています」。

市場開放情報:https://www.toyota-oroshiurishijou.com/opening/

shop info

全国でも有数の果物産地、豊田市猿投地区に位置するJAあいち豊田選果場では、豊田市内の農家から集荷した桃・梨・柿の選果を行っています。ここでは人と機械の両方で傷や糖度、色、大きさ、熟度などをチェックし、基準をクリアしたものだけを出荷します。基準外になってしまった果物はお菓子や加工品に変身し、直売所でも販売されています。
施設名
JAあいち豊田選果場(直売所)
担当者
蟹江英紀さん(桃)・ 中野満紀さん(梨)・杉浦悠介さん(柿)
住所
豊田市四郷町森前南187
電話番号
(直売所)0565-46-2225
営業時間
(直売所)6月中旬~12月中旬の9時30分~14時 ※年によって異なります。
定休日
土曜・火曜 ※出荷状況や選果場の稼働日変更により変更する場合があります。
HP
https://www.ja-aichitoyota.or.jp/product/farmstand/
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