スペシャルコンテンツ

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大将のお役立ちレポート

2023年1月9日 UP!

市場を中心とした持続可能な農業を
豊田市で実現したい

小池青果の親分・小池さんは、豊田市公設地方卸売市場で期待される若手の仲卸人です。仲卸人とは、卸売業者から買い受けた商品を仕分け、小売業者や飲食店など(買出人)に販売する人のこと。名古屋市内での店舗経営から3年前に転身し、卸売市場に店を構えました。
仲卸人として地産地消に力を入れるうち、小池さんは重要なことに気づきました。それは、豊田市の農産物生産量が年々減少していること。これは市内の農家が高齢化し、農業を縮小・廃業していることを示します。このままでは地元産の野菜がなくなってしまう。その危機を打開するには、農家を支援することが必要だと思い至りました。そこで小池さんが考えたことは2つあります。ひとつめは、高齢になり配達が難しくなった農家のために卸売市場がルートを設定して集荷に行くこと。もうひとつは、福祉と連携して農家のサポートができる人材を育てて小池青果が雇用し、困っている農家に派遣することです。人材には、障害者の方や社会から一時的にドロップアウトしている方々も含まれます。そしてできた野菜を地元産にこだわる大手スーパーで販売すれば、新鮮な野菜をいちはやく消費者に届けることができます。これはまだ構想段階ですが「仲卸人の人脈と、卸売市場が長年築いてきた農家からの信頼があるからこそ実現できる」と小池さんは考えています。
ここでキモとなるのは、市場を中心に人とモノとお金を循環させ、持続可能な農業の輪をつくることです。「確かに手間がかかるし面倒なこと。しかしどこに伸び代があるかを考え、どうすれば卸売市場全体の利益になるかを考えていくことが未来につながります」。それを達成することが、小池親分の「人生後半の目標」なのです。

shop info

実店舗から転身し、仲買人として豊田市公設卸売市場に店を構えて3年目。親分である小池さんの目標は、地産地消と持続可能な農業を豊田市に根付かせることです。そのために将来を見据え、地元農家を巻き込んだシステム作りを構想する、チャレンジする青果店です。
会社名
株式会社小池青果
親分
小池真一郎さん
住所
豊田市高崎町兼近70
電話番号
090-2579-1000
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